銚子の歴史や文化、自然の魅力を、いつかあったかもしれない“物語”をとおして人々に伝える、ガイドブックを制作しました。
今回のガイドブックは、学術的内容を求めている方だけでなく、より広い層の方に手に取っていただくことを目指しました。学術的な情報をそのまま掲載するのではなく、“物語”を展開することで読者を銚子の魅力に惹き込みます。また、イラストを多用した手描き風のデザインを用いることで、視覚的にもなじみのあるものとなっています。制作にあたっては、ご依頼をいただいた銚子資産活用協議会の皆様と意見交換をしながら進めました。

“物語”は、銚子の文化的・自然的な特徴を持つ14の場所を舞台に、いつか銚子にいたかもしれない主人公たちが紡いでいます。


“物語”の後には、その場所に関する学術的な解説や、その場所を体感するためのコンテンツ紹介のページが続きます。
読者は単に読むだけではなく、本書を片手に銚子を歩くことで、実際に体験することができるものになるよう留意しました。最後には、読者が自身の銚子にまつわる物語を書き込むページを設けることで、読者が15人目の主人公になるという仕掛けを採り入れました。
銚子に行かれる際は、ぜひ、この一冊を手にしてみて下さい。