徳島県三好市では、中央構造線をはじめとした地質・地形遺産を保全、活用しながら地域の持続可能な発展につなげていくため、日本ジオパークへの加盟を目指しています。
この活動を持続可能なものとしていくため、三好市では地域内の多様な関係者や団体から構成される三好ジオパーク構想推進協議会を設立し、取り組みを進めていました。
この取り組みを進めていく上で、多様な関係者がジオパークの理念を理解した上で活動につなげていきたいという担当者様の想いから、弊社では、ジオパークとSDGsそれぞれの理念に着目し、多様な関係者が共に学びあえる場として「2030 SDGsゲーム」を軸とした研修会の開催をご提案し、実践させていただきました。
研修会は、3部構成のプログラムとして設計し、まず地球科学の専門家が講師となって講演を行うことで、ジオパークの取り組みやその理念、そしてSDGsとのつながりを学んでいただきました。
講演後、各地でジオパーク経験を有するスタッフがファシリテーターとなり、「2030 SDGsゲーム」というカードゲームにより、SDGsとはどんなものか、なぜ必要となったのかを体験していただきました。
この「講演」と「体験」を通して、ジオパークやSDGsを「自分ごと」として捉えていただくため、最後のプログラムとしてワークショップを実施しました。
ワークショップでは、弊社オリジナルの「プロジェクトカード」を使用し、参加者のみなさんの普段の暮らしや仕事の中で、ジオパークやSDGsを位置づけるにはどうしたらよいか、実際に行動するにはどのようにしたら良いかを“考え”ていただきました。