2021年7月にユネスコ世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」。
北海道では、世界文化遺産登録遺跡を始めとする北海道内の縄文遺跡の活用に向けた取り組みを進めています。
今回、弊社を含む3社でのコンソーシアムとして、北海道内の遺跡から出土した資料の3Dデータ作成と、それを活用したゲストティーチャー授業のお手伝いをさせていただきました。
最近はWEB上でもよく見かける考古資料の3Dデータは、拡大表示や360°どこからでも資料を観察することができ、展示状態ではなかなか見ることができない資料の細部や裏側まで観察することができます。
ただ、どのような遺跡から出土したのか、その遺跡ではどのような暮らしが営まれていたのかなど、3Dデータだけでは語ることができない部分もあります。
そこで、北海道にある6つの構成資産と1つの関連資産を対象に、ドローンによる空撮や360°カメラを用いて遺跡の360°VRツアーの作成を行いました。
360°VRツアーでは、遺跡が立地している地形を360°ぐるりと鳥の目線で眺めることができ、遺跡内に復元された竪穴建物の中や貝塚など臨場感たっぷりに見ることができます。
出土資料の3Dデータと遺跡のVRツアーとを組み合わせることで、その場所で営まれた縄文時代の人々の暮らしに迫ることができるデジタルコンテンツとして作成しました。